部屋


どんどん便利になるなあ。





 このサイトは初めに比べるとかなり機能が充実してきた。表示言語を選べるようにするなどしてグローバルユーザーのニーズに応えられれば生き残れると思う。いづれ本棚ではなく、自分の情報財産をビジュアル化して整理する「部屋」「Warehouse」になると思う(べきだ)。i-Tunesで音楽を買ったらこの本棚に全ての付属情報と共にリストアップされ、KindleやGoogle Readerとも連動。

 部屋とは、生活の場である。その機能を分解すると在庫、生産、プロモーションの3つに分けられると思う。
①在庫機能:自分の財産、生活資源を在庫しておく機能。在庫を減らせない経営者がいるように、物を片付けられない人も多くいる。
②生産機能:資源を使って何らかの変化を起こすこと。例えば食材を使って料理をしたり、食器を使ってそれを食べたり、音楽を聴いて寝転がってくつろいだり。
③広告機能:自分の財産を見せることで自分を表現する機能。部屋に行くとその人の趣味や性格が分かる。ある程度の在庫量が情報サンプルとなる。

BooklogのようなサイトはSNSなど自分のポータルサイトとリンクさせることで③広告機能になるし、情報資源に関してはstorageを与えることで(それぞれの本の中身まで保存してしまう)①在庫機能も果たせる。そしてそれが出来ればi-Tunesのようにそこで本を読めるし(あるいはKindleに同期して外で読む)、それは②生産機能だ。
 こうして部屋はバーチャルになり、PCやMobileなど端末が一時的な機能を享受するためのより少ない在庫を持つ部屋となり、あとは睡眠をとる場所、料理をする場所、食事をする場所、シャワーなどがあれば用は足りる。そしてこれらは日々同じ場所である必要はない。リアルで在庫しなければならないものは食料と衣類。食料もそのロットが小さくなれば、その日その食事で使う食材だけを入手すればよい。後者はまだ特に在庫を減らすことは難しいが、カーシェアならぬウェアシェアや衣類レンタルが盛んになり、いつか在庫はなくなるだろう。ここまで来たら本格的に人間は定住をやめる。住所はGPSによってその時によって変わり、IDで管理される。それがネット上の住所と連動し、どこにいてもSkypeで会える。
 でも、それならば何のために移動するのかとなってしまう。定住する必要もなくなれば、同時に移動する必要性も格段になくなるからだ。全てがどこででも手に入り、「そこにしかないもの」がなくなるから、それを求めて動く必要がなくなる。こうして人間はバーチャルで自分の居場所を持ち、リアルでは行き場所もなく居場所もなく彷徨っていくのだろうか。

続きはまた思いついたら。

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